「料理人に必要な資格と言えば、
やっぱり調理師免許かな?」
「経験が少ない分を資格でカバーして、
料理人としてキャリアをつみたい。」
「調理師免許のメリットと取得方法を教えて!」
こういった悩みや要望に応える記事です。
最後まで読めば次のことがわかります。
- 料理人に必要な資格がわかる。
- 調理師免許の必要性がわかる。
- 調理師免許を持っているメリットがわかる。
- 調理師免許の取得方法がわかる。
3分ほどで読めるので、参考にしてみてください。
料理人に必要な資格とは?【調理師免許は必須ではありません】
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料理人として働くために、必要な資格はありません。
「調理師免許」は必須、というのは誤解です。
調理師免許は、
資格を持たない者が「調理師」と名乗ることを、
法律で禁じるものです。
免許がなくても、調理自体はできます。
これも誤解されがちですが、
飲食店を開業する場合も、調理師免許は必要ありません。
飲食店に必須なのは「食品衛生責任者」という資格で、
保健所から営業許可証をもらうために必要です。
受講料10,000円で、講習を1日受ければ取得できます。
調理師免許を持っていれば、受講料と講習が免除されます。
店舗の収容人数が、従業員を含め30人以上になる場合は、
「防火防災管理者」の資格も必要です。
受講料5,500円で講習は2日間あります。
それなら、
「調理師免許って何のために取るの?」
と思うでしょう。
ざっくり言えば、
「調理師を名乗れるので、社会的に信用されやすい」
という理由です。
「料理人」や「調理人」という呼び方は、正式名称ではありません。
国家資格の免許取得者だけが、
法的に「調理師」として認められます。
病院・福祉施設・給食センターなど、
調理師でなければつけない職種も多く存在します。
料理で生計を立てていくつもりなら、
持っていて損はない資格です。
調理師免許を取得するメリットについては、
これから詳しく解説していきます。
料理人が調理師免許を取る7つのメリットと取得方法
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必須でなくても、調理師免許を取るメリットは多くあります。
国家資格であり、
料理における一定以上の技術と知識があることの、
証明になるからです。
高度な技術が求められる高級料理店や専門店は、
調理師免許を持っていることが、採用条件だったりします。
【調理師免許を取る7つのメリット】
1. 知識がつく
試験に実技がない分、多くのことを学習しなければなりません。
免許を取得するころには、豊富な知識が身につきます。
2. 就職や転職のとき有利になる
選択肢が大幅に広がるだけでなく、条件面でも好待遇がのぞめます。
3. 上のポジションで働ける、給料が上がりやすい
昇格するためには、
調理師免許が必要な飲食店も多くあります。
持っていれば、店長や料理長への道のりが近くなります。
4. 開業のときに融資を受けやすい
正式な国家資格のため、社会的信用度が高く、
融資を受けやすくなります。
5. 開業に必須な「食品衛生責任者」資格の講習が免除される
申請書を出すだけで取得できて、受講料と時間を節約できます。
忙しい料理人には、大きなメリットです。
6. ご来店するお客様からの信頼を得られる
調理師免許は一般的にも有名な資格です。
店内に表示しているだけで、
お客様の信頼を得ることができます。
7. より高度な国家資格に挑戦できる
専門調理師・調理技能士・ふぐ調理師など、
さらに高度な資格を取得することもできます。
道を極めたい料理人にとっても、大きなメリットです。
【調理師免許の取得方法】
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2つの方法があります。
1. 調理師専門学校などの養成施設に1年以上通う
無事に卒業できれば、免許を申請する資格を得ます。
試験を受ける必要もなく、
必要書類を提出するだけで取得できます。
<メリット>
- 試験を受けなくて良い。
- 未経験でも基礎から丁寧に学べる。
- 同期がたくさんいる。
- 学校が就職を支援してくれる。
<デメリット>
- 学費がかかる。
- 現場での経験が遅くなる。
2. 2年以上の実務経験を得て、調理師試験に合格する
中学卒業以上で実務経験は、
飲食店・魚介類販売業・そうざい製造業などが該当します。
調理以外は実務とは認められません。
パートやアルバイトであっても、
1日6時間以上・週4日以上の勤務時間なら、
実務経験として認められます。
試験は筆記のみで実技はありません。
<メリット>
- 学費がかからない。
- 早くから現場経験をつめる。
<デメリット>
- ほぼ独学になる。
- 働きながら勉強するのでキツイ。
- 同期が少ない。
料理人に必要な資格とは?【まとめ】
料理人として働くのに、必要な資格はありません。
独立開業する場合は次の資格が必要です。
- 食品衛生責任者
- 防火防災管理者(収容人数30人以上)
調理師免許を取得するメリットは7つです。
- 知識がつく。
- 就職や転職のとき有利になる。
- 上のポジションで働ける、給料が上がりやすい。
- 開業のときに融資を受けやすい。
- 開業に必須な「食品衛生責任者」資格の講習が免除される。
- ご来店するお客様からの信頼を得られる。
- より高度な国家資格に挑戦できる。
取得方法は2つあります。
- 調理師専門学校などの養成施設に1年以上通う。
- 2年以上の実務経験を得て、調理師試験に合格する。
調理師免許は必須でなくても、
取得しておいて損はありません。
正式な国家資格のため、社会的信用があるからです。
料理人としてのキャリアアップを目指すなら、
ぜひ検討してみてください。