- 牛タンの美味しい食べ方を教えて
- 部位ごとの切り方や食べ方が知りたい
- 牛タンの美味しい焼き方を教えて
牛タンには4つの部位があり、
固いところや筋が多いところは
焼いて食べても美味しくありません。
牛タンは部位によって肉質や脂の量が違い、
それぞれに適した食べ方があるからです。
この記事は牛タンの美味しい食べ方を、
部位ごとに詳しく解説します。
最後まで読めば、部位ごとに食べ方や切り方がわかり、
牛タンの美味しい焼き方も習得できます。
4つの部位の美味しい食べ方は、次のとおりです。
- タン元は、厚切りタンステーキ
- タン中は、タン塩焼き
- タン先は、煮込み料理
- タン下は、ハンバーグ
せっかくの牛タンを余さず味わうために、
「部位ごとの美味しい食べ方」を覚えておくと良いでしょう。
【牛タンの美味しい食べ方】部位ごとの切り方と調理法のコツ
![](https://i0.wp.com/chocottolife.com/wp-content/uploads/gyutan-marugoto.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
牛タンは部位ごとに美味しい食べ方があり、
調理法を間違えると肉が台無しになってしまいます。
部位によって肉質や脂の量、臭みの強さが違うからです。
牛タンの部位は4つにわけられます。
- タン元(付け根)
- タン中:(真ん中)
- タン先:(先端)
- タン下:(下側)
タン元が一番柔らかく脂が多い部位で、
先端にいくほど固くて脂が少なくなります。
タン先は肉の臭みが強く、タン下は筋が多い部位です。
固くて臭いタン先やタン下を焼いて食べても、
美味しくありません。
牛タンの美味しい食べ方を、部位ごとに解説します。
タン元(付け根)
![](https://i0.wp.com/chocottolife.com/wp-content/uploads/atugiri-gyutan-nama.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
牛タンの付け根にあたる部位。
牛一頭からわずかしか取れない希少部位で、
最も柔らかく脂がのっています。
舌の付け根はあまり動かないので、
筋肉が発達していないからです。
プリっとした食感と、ジューシーさが魅力の部位です。
焼肉屋では、特上タン塩などのメニューで販売されています。
厚切りタンステーキがおすすめ。
ジューシーな部位なので厚めにスライスした方が、
ジューシーな肉汁と脂を存分に味わえます。(1㎝目安)
表面に切り込みを入れると、さらに歯切れが良くなります。
シンプルに塩・コショウで焼くだけで十分です。
牛タンの美味しい焼き方は、下記で詳しく解説しています。
タン中(真ん中)
![](https://i0.wp.com/chocottolife.com/wp-content/uploads/tansio.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
牛タンの真ん中にあたる部位。
適度な歯ごたえと脂で、肉の旨味が強いのが特徴です。
焼肉屋のタン塩でおなじみですが、
付け根に近い部位は上タン・先端に近い部位は並タン
に分けられます。
スーパーで見かける牛タンの多くはタン中で、
取れる量が最も多い部位のため、値段が手頃です。
牛タン焼きがおすすめ。
適度な歯ごたえがあるので薄めにスライスした方が、
食べやすくなります。
シンプルに塩・コショウで焼くだけですが、
薄く切ってある分、焼き過ぎに注意しましょう。
レモンをふって食べれば、焼肉屋さんのタン塩が味わえます。
煮込んでも美味しく食べられる、万能的な部位です。
牛タンの美味しい焼き方は、下記で詳しく解説しています。
タン先(先端)
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牛タンの舌先にあたる部位。
固くて脂が少ないうえに、独特の臭いがあります。
頻繁に動かす部位のため、筋肉が発達しているからです。
肉の味がしっかりしているので、
牛タン本来の美味しさが味わえます。
煮込み料理など、臭みが気にならない食べ方に向いています。
タンシチューやカレーがおすすめ。
煮込むことで、タン先の臭みを抑え柔らかくします。
もともと繊維質で固い部位のため、煮込んでも煮崩れしません。
カットせずそのまま下茹でした後に、
ひと口大にカットしてください。
カットしてから下茹ですると、旨味が抜けてしまいます。
たっぷりのお湯で、下茹でするのがコツです。
牛タンの出汁がたっぷり出た茹で汁をベースに、
じっくり煮込んでいきます。
下茹で以外の工程は、
一般的なビーフシチューの作り方と同じです。
市販のルーを使って、記載されている通りに作ってください。
タン下(下側)
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タンの付け根の下側(裏側)にあたる部位。
筋が多く臭みがあるため、店頭に並ぶことはありません。
牛タンを丸ごと買った場合に、下処理の過程で出る部位です。
調理次第で味も食感も良くなるので、捨てずに食べましょう。
牛タンの筋は、低脂肪・高タンパク品です。
牛タンハンバーグがおすすめ。
筋を断ち切るように細かく刻んだら、
さらに包丁で叩いてミンチにします。
よりなめらかな食感にしたい場合は、
ミキサーにかけると良いでしょう。
調理法は、一般的なハンバーグと同じです。
挽肉の代わりに、牛タンのミンチ肉を使います。
ハンバーグ以外にも牛すじ煮込みや、
カレー・タンシチューにもおすすめです。
出汁がよく出るので、煮込み料理でも美味しく食べられます。
牛タンは少し凍っていた方が、切りやすくなります。
固い状態だと、包丁が入りやすいからです。
完全に解けている場合は、
一度冷凍庫に2~3時間入れておきましょう。
ラップでしっかり包んで、筒状にすると型くずれしません。
【牛タンの美味しい焼き方】厚切り牛タンと薄切り牛タンの違い
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焼く前に、牛タンを常温に戻しておくのがポイントです。
冷凍の場合は、完全に解凍してから焼いてください。
牛タンを冷たいまま焼くと、
中まで熱が入る前に周りが焦げたり、
生焼けになったりするからです。
牛タンの美味しい焼き方のコツは、次の4つです。
- 自然解凍で常温に戻しておく。
- 塩を振るのは焼く寸前に。
- 塩を振るのは片面だけ。
- 塩を振った面から焼く。
塩を振ったまま放置すると、
浸透圧で牛タンの肉汁が抜けてしまいます。
片面だけに塩を振り、振った面を下にして焼くと、
塩が熱で溶け牛タン全体に味がなじみます。
厚切り牛タン(タン元)の美味しい焼き方
タン元は厚切りにして、切り込みを入れましょう。
- 切り込みを入れると、歯切れが良くなるから。
- 焼ける時間が短くなり、肉汁を残せるから。
ただし、切り込みは焼く直前に入れないと、
切れ目から肉汁が流れ出てしまいます。
下処理が完了したら、焼き始めます。
- 切り込みを入れた面に塩を振る。(お好みでコショウ)
- 油を引くときは少量で。(タン元は脂肪が多いから)
- 切り込みと塩をした面を下にして焼く。
- 強火で60~90秒焼いて返す。
- 裏面を弱火で60秒くらい焼いて完成。
- 30秒くらい休ませる。
切り込みを入れた面から焼き始めます。
切れ目から肉汁が流れ出る前に、表面を焼き固めるためです。
表面に赤い肉汁が浮き上がってきたら返しどき、
何回も返すと肉汁が抜けてパサつきます。
塩を振るのは焼く寸前に。
油を引くときは、部位によって油の量を調節してください。
- タン先に近い部位は油少なめ
- タン元に近い部位は油多め
薄切りの牛タンはすぐに焼けるので、
その場を離れないでください。
- 強火で表面をカリっと焼く。
- 30秒を目安に裏返す。
- 裏面を30秒ほど焼いて完成。
牛タンを返すのは1回まで。
何回もひっくり返すと、
牛タンの美味しい肉汁が流れ出てしまうからです。
表面に肉汁が浮いてくるまで、いじらないのがポイント。
【牛タンの美味しい食べ方】部位ごとのまとめ
牛タンは部位によって、適した食べ方があります。
部位ごとに肉質や脂の量が、全く違うからです。
それぞれの長所を活かすことで、
牛タンの美味しさを余すことなく味わえます。
牛タンの部位は4つ、美味しい食べ方は次のとおりです。
- タン元:厚切りタンステーキ
- タン中:牛タン塩焼き
- タン先:タンシチュー・牛タンカレー
- タン下:牛タンハンバーグ
タン下は、牛すじ煮込みもおすすめです。
良い出汁が出るので、煮込み料理に向いています。
牛タンは冷凍保存もできるので、
丸ごと1本買っても腐らせる心配はありません。
色々な食べ方で、牛タンの美味しさを満喫してください。