- 美味しい白菜の選び方を知りたい。
- どこの色を見ればいいの?
- 白菜の正しい保存方法を教えて。
- 白菜の美味しい時期を知りたい。
- 白菜の美味しい食べ方を教えて。
美味しい白菜の選び方は、葉や芯の色で見分けると簡単です。
見た目でわかりやすいからです。
とくにカットされている白菜は、
内側の葉の色が見えるので、難しくありません。
この記事は、白菜の選び方について詳しく解説します。
最後まで読むと白菜の知識が高まり、
今までより美味しい白菜が食べられます。
結論から言うと、見るべきポイントは次の3つです。
- 外側の葉が緑色・内側の葉が黄色
- 切り口(断面)が白色
- 芯の底が白色
丸ごと1個の場合は内側の葉が見えないため、
白菜の重さや芯の大きさを加味します。
色で選ぶ!美味しい白菜の選び方【葉・切り口・芯の色を見る】
白菜の簡単な選び方は、葉や芯の色を見ることです。
白菜は収穫後も成長し続ける野菜で、
時間経過とともに色が変わるからです。
外側から中心部へ栄養が送られ、内側から育っていきます。
育ち過ぎた白菜は、鮮度が落ちて美味しくありません。
獲れたての白菜は内側の葉が黄色く、
だんだん緑色に変化していきます。
白菜の芯は、収穫直後から傷み続けるので、
底面が白色のものを選びましょう。
また、カットされた白菜と丸ごと1個では、
選び方が少し違います。
「色・色以外・丸ごと」にわけて、選び方を解説します。
白菜の色で見る選び方
葉の色
外の葉は緑色、内側の葉は黄色い白菜が甘くて新鮮です。
時間がたつとだんだん緑色になっていきます。
一番外側の葉は、緑色が濃いほど劣化しにくいです。
カット白菜の選び方の基本は、「内側の葉が黄色いもの」です。
切り口の色
切り口(断面)の色が、白くてキレイな白菜が新鮮です。
時間がたったものは、黒く変色しています。
切り口が乾いている白菜は、
カットされてから時間がたっている証拠です。
キレイな白色で、みずみずしい白菜を選びましょう。
芯の色
底面の色が真っ白な白菜が、獲れたてです。
時間がたつと茶色くなって、ひび割れを起こします。
芯は収穫直後から傷み続けるため、
底面の色で鮮度を見るのが、選び方のコツです。
白色でキレイな白菜を選びましょう。
白菜の色以外の選び方
切り口が水平
新鮮な白菜は、切り口が水平です。
白菜は切った後も成長が止まらないため、
時間がたつと中心部が盛り上がってきます。
膨らんでいる白菜は、切ってから時間がたっている証拠です。
色以外の選び方の基本は、
「中心部が平らなもの」です。
芯が短い
芯が短い方が、新鮮で甘い白菜です。
中心部から成長するので、
芯が長い白菜は育ち過ぎて美味しくありません。
全体の長さの1/3以下が理想です。
指の本数で測ると、わかりやすいです。
葉の密度が濃い
葉と葉の間に隙間がなく、
ぎっしり詰まっている白菜を選びましょう。
中心部から育って葉が増えていくので、
スカスカの白菜は成長不足で甘みが足りません。
白菜丸ごと1個の選び方
ずっしりと重い
丸ごと1個の場合は、大きさよりも重さが重要です。
上部を触って弾力がある白菜は、
中身がしっかり詰まっています。
上部が閉じるほど、葉がしっかり巻かれているものは、
甘みが強いです。
寒さに耐えるために、たっぷり糖度を蓄えています。
葉脈が左右対称
外側の葉を見たときに、
次のようになっている白菜を選びましょう。
- 葉脈が左右対称。
- 白色の部分は二等辺三角形に近い。
バランス良く成長している証です。
一番外側の葉は、
ついたままになっているものを選びましょう。
外側から傷んでいくので、
葉が付いていないと鮮度が落ちやすくなります。
芯の大きさが500円玉サイズ
芯の底が、だいたい500円玉サイズの白菜を選びましょう。
ほどよく成長していて、最も味が良い大きさです。
500円玉より大きい白菜は、育ち過ぎている可能性があります。
育ち過ぎた白菜は、美味しくありません。
鮮度を保つ!白菜の正しい保存方法【葉にある黒色の点々は無害】
白菜はカットでも丸ごと1個でも、
立てたまま保存するのがポイントです。
野菜は収穫時と同じ姿勢で保存した方が、長持ちするからです。
白菜の場合は、重みで葉がつぶれるのも防げます。
白菜の保存方法
丸ごと1個とカットでは、保存方法が異なります。
カットの場合
カットされた白菜は、芯を取ることが最も重要です。
芯が残っていると、
成長が止まらず鮮度が落ちてしまうからです。
芯の両端から三角に切り込みを入れて、芯の根本を取ります。
難しい場合は、繊維に沿って縦に切り込みを入れてください。
それだけでも長持ちします。
芯の処理が終わった白菜は、
全体をラップに包み冷蔵庫で立てたまま保存します。
丸ごと1個の場合
芯を取るのは難しいので、爪楊枝を刺します。
細胞が壊れるため、
切れ込みと同じような効果が得られるからです。
芯の外周から中心部に向かって、
「3~4本・深さ2~3cm」を目安に刺してください。
寒い時期なら、常温保存で構いません。
そもそも白菜は、日持ちしやすい野菜だからです。
新聞紙で包み、直射日光をさけ涼しい場所で保存します。
新聞紙を使うメリットは、次の3つです。
- 通気性が良い。
- 温度を一定に保てる。
- 吸水性に優れている。
外側の葉はラップの役割を果たしてくれるので、
多少の変色や乾燥があってもはがしません。
外の葉から1枚ずつはがして使えば、
常温保存でも3~4週間くらい持ちます。
ひと口サイズに切った場合
冷凍保存できます。
水気をよく切って、フリーザーバックで密閉するだけです。
冷凍庫で1ヵ月くらい持ちます。
余ったけどすぐに使わない場合は、冷凍保存がおすすめです。
- 冷凍のまま鍋や汁物に。
- 解凍は冷蔵庫で自然解凍。
- 水気をよくしぼって漬け物に。
葉にある黒色の点々は無害
「ゴマ症」と呼ばれる生理障害で、
重い白菜ほど発生しやすい症状です。
ポリフェノールの一種が固まったもので、
体に害はありません。
栄養が偏っているだけで、
病気や害虫によるものではないからです。
むしろ、ぎっしりと葉が詰まった美味しい白菜の証と言えます。
低温による長期保存が原因で、
買った後に発生することもあります。
白菜の旬は秋から冬【季節ごとの選び方と美味しい食べ方】
白菜の旬は11~2月です。
秋から冬にかけての寒い時期に、糖度を蓄え甘くなるからです。
春や夏の白菜の選び方は、基本的に冬物と同じです。
- 葉の先端が閉じている。
- 外側の葉が濃い緑色。
- 葉の先まで巻かれている。
- 見た目よりも重みがある。
- 切り口の色が白く、みずみずしい。
葉の巻き具合がゆったりとして、芯が長いのが特徴です。
冬白菜との違いは次のとおり。
- サイズが小さめ。
- 水分量が多い。
- 価格は高め。
- 葉の巻き具合がゆるい。
- 芯が長い。
葉が柔らかくてみずみずしいので、
サラダや漬け物などの生食に向いています。
産地を変えることで、年間を通して栽培が可能です。
長野県には夏が旬の白菜もあるほどで、
独特の甘味と歯ごたえを持っています。
白菜の美味しい食べ方
部位によって調理方法を変えると、
白菜の良さを最大限に引き出せます。
外側の葉
硬めで独特の苦みがあるので、
油を使った調理方法がおすすめです。
あんかけの具・炒め物・餃子の具など。
内側の黄緑色の部分
適度な歯ごたえと甘みがあるので、
鍋の具や煮物におすすめです。
鍋の具・クリーム煮・ロール白菜など。
中心部の黄色の部分
柔らかく甘みも強いので、生食におすすめです。
漬け物・キムチ・サラダ・コールスローなど。
向かない食べ方
水分が多い野菜なので、揚げ物には向きません。
天ぷらなど。
色で選ぶ!白菜の選び方と保存方法【まとめ】
- 美味しい白菜の選び方は、色を見ると簡単。
- 見るのは、葉・切り口・芯の色。
- 白菜は、立てて保存するのが正しい方法。
- 白菜の美味しい時期は、11~2月。
- 白菜は葉の場所によって、食べ方を選ぶと良い。
新鮮な白菜は、美味しいだけでなく長持ちします。
この記事を参考にして、
ぜひ白菜の選び方をマスターしてください。
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