和装好きには外せない風呂敷。
普段洋服を着ることが多い方にとっては
あまり馴染みがないかもしれませんが、
贈り物やご挨拶など、
改まった場面にはもってこいなのです。
また、多くのお店でレジ袋が有料となったこともあり、
普段使いする人が増えているようです。
風呂敷の使い方とマナーを覚えておけば、
一目置かれること間違いなしです!
風呂敷っていつ使えるの?
改まった場面では、お渡しする贈り物を包むことで
とても丁寧な印象を与えることができますね。
実は、包む以外にも結ぶという使い方があります。
中に物を入れられるので、なんと収納にも使えるんです!
お買い物の際のエコバッグ代わりにもなります。
とても便利でおしゃれですね。
他に、そのままテーブルや椅子に敷いて
インテリアとすることもできます。
風呂敷と言われると、
物を包むだけかな?とイメージしがちですが
結んで使えることも考えると、
普段使いのチャンスもありますよね。
風呂敷のマナーは?
改まった場面で使えるものといえば、
一番気になるのがマナーについてです。
渡すときのマナー
まずは、渡すタイミングです。
いきなり玄関先で渡すのではなく、部屋に案内されてからです。
手土産を渡すときの基本的なマナーですね。
そのあとは和室か洋室かで変わってきますので、
このあとご紹介します。
■和室の場合
- 部屋に案内されたら、入口付近の下座に正座をします。
- ご挨拶をして、風呂敷から品物を出します。
- ほどいた風呂敷は小さくたたんでくださいね。
- 品物は正面向きにしてお渡ししましょう。
■洋室の場合
- 部屋に案内され、椅子へ座るよう促されると思いますが
座る前に椅子へ風呂敷ごと品物を置きましょう。 - 以降は和室と同じです。
洋室の場合は「立ったままお渡し」することを
忘れないでくださいね。
色選びのマナー
風呂敷の色も、
場面によって考えることが必要です。
■お祝いごと
朱色や赤色などの華やかな色は、慶事に適しています。
黄色も明るくあたたかい色なので、
縁起が良いとされています。
■お悔やみごと
明るい色では場違いになってしまいますので、
紺色などの濃い色を使いましょう。
■慶弔どちらでも
どのような場面でも使えるのが紫色です。
お祝い・法事どちらにも使えるので、
紫色を1枚持っておくと便利ですね。
色以外にも、デザインまで考えることができると
より素敵な贈り物となりますよ!
最近は凝ったデザインの風呂敷も多いのです。
季節に合わせたデザインを選ぶことができると、
自分も相手も楽しめますよね。
エコバッグ代わりにする場合は、
ファッションの一部として使うこともできるので
おしゃれ度アップが期待できます!
風呂敷の包み方を紹介!
風呂敷の包み方はひとつだけではありません。
何種類か覚えておくと便利ですね。
平包み
一度も結ぶことのない、基本の包み方です。
- 風呂敷をひし形に広げ、
対角線の中央に品物を置きます。 - 風呂敷の4つの端を、
手前→左→右→奥の順で品物の上にかぶせます。
最後にかぶせる奥の端は、
一番いい柄を持ってくると見栄えがよくなります。
お使い包み
- 平包みと同様、風呂敷をひし形に広げ、
対角線の中央に品物を置きます。 - 風呂敷の手前の端を品物にかぶせて折り、
奥の端をかぶせます。 - 左右の端を真ん中で真結びします。
他にもたくさん包み方がありますので、
いくつか好きな包み方を見つけてみましょう!
まとめ
風呂敷は、改まった場面だけでなく
普段使いにも幅広く使えることがわかりました。
風呂敷というと古いイメージを受けますが、
ダサいなんてことは全くありません。
むしろ、包むことで品物をおしゃれに演出できますよ。
今は、現代風な柄や鮮やかな色など、
選びきれないくらい多くの種類が販売されているので、
必ず好きな風呂敷が見つかると思います。
ぜひ、気に入った風呂敷で
いろいろなものを包んでみてくださいね。
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