6月~8月に旬を迎える夏野菜。
栄養があり、食べて美味しいのはもちろん
育てやすいという長所があります。
そこで今日はプランターを使って
家庭栽培でも簡単に育てられる夏野菜と
育て方のコツ&注意点を紹介したいと思います。
まずは夏野菜にはどんなものがあるか
さらっと確認してみましょう。
夏野菜とは?
夏野菜と一口に言っても、いろんな種類があります。
ナスやオクラ入りの「夏野菜カレー」を食べたことが
ある人も多いのでは?
実は夏野菜は大きく分けると次の3種類になります。
果菜類
とうもろこし、トマト、ナス、きゅうり、オクラ、
パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、かぼちゃ、ししとう など。
葉茎菜類
キャベツ、ニラ、レタス、大葉、アスパラガス など。
根菜類
ジャガイモ、山芋、ニンニク、しょうが、らっきょう など。
普段から見覚えのある野菜も多いのではないでしょうか?
いつでもスーパーで見かけるこれらの野菜も
旬は夏なんだ!と知るのは新たな発見ですよね。
では次は特に育てやすい夏野菜を確認してみましょう。
特に育てやすい夏野菜
ここからは比較的手軽に
プランターや植木鉢などでも育てられる
夏野菜を3点紹介します。
果菜類:きゅうり
サラダや漬物などにも使いやすいきゅうり。
みずみずしく、ポリポリした食感が楽しいですね。
つるを出して巻き付き、縦に伸びていきます。
苗で植えた場合、約2カ月という、
植えてから収穫までの期間の短さも魅力的です。
葉茎菜類:大葉
冷ややっこやそうめんなど薬味として、あったら嬉しい大葉。
少量でも爽やかな香りと風味が光ります。
夏の暑さに強く、丈夫に育ってくれます。
土の種類をあまり選ばず、
育ちやすいと言われています。
収穫できる時期が長く、
欲しいときに摘み取って使える
手軽さが嬉しいですよね。
根菜類:にんにく
炒め物の風味づけや丸焼きにしても美味しいにんにく。
ガツンとした味は夏バテも防いでくれそうです。
比較的病気や害虫に強く、
実は家庭菜園向きの夏野菜なんですよ。
余分なつぼみなども手で簡単に
剪定(せんてい)できますよ。
では次にこの3つの野菜の「育て方のコツ」を
お伝えしていきますね。
夏野菜の育て方のコツ&注意点
種から育てるとなると、肥料の微調整など
慣れていないと心配ですよね。
でも「苗」から育てると生長も早く、
より育ちやすいので安心してください。
では「苗を使った育て方」をお伝えしますね。
きゅうり
植える前の準備
根を広く張れるように、ある程度横幅のある
プランターを用意しましょう。
横幅50㎝以上のものがおすすめですよ。
野菜用の培養土を準備し、
水はけを良くするために「鉢底石」を敷きましょう。
植え方
植えるときは苗にしっかり水を吸収させます。
土に苗と同じくらいの穴を開けましょう。
このとき、苗に付着している土を崩さないよう
注意してくださいね。
植えた苗の周りを軽くへこませます。
こうすることで苗に水が行き渡りやすくなりますよ。
風で茎が折れないよう苗のそばに小さめの支柱を立てます。
その後、支柱ときゅうりのつるを紐で「ゆるく」結びましょう。
苗を傷つけないように気をつけてくださいね。
乾燥を防ぐためにもしっかりお水をあげてくださいね。
きゅうりの約95%は水分です。
水が足りていないと実が曲がるなど、
形がいびつになってしまいます。
風通しと日当たりの良い場所で育ててあげてください。
大葉
植える前の準備
1株なら植木鉢でも十分です。
しかし、大葉は上下左右に成長するので
2株植えたい場合は横幅60㎝ほどのプランターがおすすめです。
土は野菜用の腐葉土を用意してくださいね。
植え方
土に苗と同じぐらいの穴を開けたら
ポットから苗を出し、少しほぐします。
2株植える場合は20~30㎝、間を開けて植えてくださいね。
苗を植えたら倒れてこないよう、
土をかぶせてあげましょう。
苗を植えてすぐは水不足にならないよう特に注意が必要です。
毎日水をあげればすくすくと育ってくれますよ。
苗が30㎝ほど育ったら、先端の新芽を摘み取ります。
これをしないと新芽に栄養が奪われ、葉が枯れてしまいます。
半日蔭での栽培がおすすめです。
日当たりが良すぎると葉が厚く、硬い
食べるのに不向きな状態となってしまいます。
にんにく
植える前の準備
にんにくは苗ではなく、球もしくは鱗片で育てます。
ある程度、幅と深さがあるプランターを用意しましょう。
横幅60㎝以上、深さ25㎝以上あれば十分です。
きゅうり同様、培養土で育てられます。
しかし土の湿りに弱いので「水はけのよい」土にしましょう。
植え方
15㎝程度の間隔で4~5㎝の深さに植えましょう。
土が乾いたら水をあげるようにします。
水のやりすぎは禁物です。
肥料は12月、2月、3月に追加します。
プランターの場合、化成肥料を月1回追加する方法もあります。
4~5月に花の咲く茎を早めに摘み取りましょう。
大葉と同じですね。
6月頃に葉が枯れ始めたら収穫時です。
水はけがよく、日当たりの良い場所で育ててあげてください。
夏野菜を育てる上で共通して重要なことは
水をあげるタイミングです。
暑い時期に植え付けを行う場合、
早朝や夕方を過ぎてからなど
少しでも気温が低いときに水をあげましょう。
プラスチック製のプランターや植木鉢は
容器本体がかなり熱くなります。
容器が熱い状態で水やりを忘れてしまうと
野菜のしおれや、やけどの原因に
なってしまう可能性がでてきます。
直接プランターや植木鉢に光が当たらないように
気をつけてあげてくださいね。
自家製夏野菜を育てる楽しみを知ろう
食べて美味しい、育てて楽しい夏野菜の紹介でした。
ぜひ自家製野菜をつくってみてくださいね。
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